【競輪】ガールズ高木真備が電撃引退を表明 心残りは「大島優子さんに会えなかったこと」
昨年末のガールズグランプリを優勝し、賞金女王に輝いた高木真備(27)=東京・106期・L1=が3日、電撃引退発表をした。
雨が降る中、ホームバンクの京王閣で行われたグランプリ優勝報告会で突然に表明。報告会の後、報道陣の取材に応じて「競輪学校に入ったとき、25歳でガールズグランプリを優勝するって目標を立てた。25歳までに勝つことはできなかったが、昨年27歳のときに優勝することができた。優勝できたら引退するつもりではあったけど、周りから止められたし、いろいろ考えました。ケガの影響で1カ月競輪から離れてみたけど、気持ちが入らなかった。期待してもらっているのに、ふがいないレースが続いていたのに応援し続けてもらった。それなのに結果を出すことができず苦しかった。引退を決意したのは3月川崎の決勝の後。やり切ったって気持ちが大きかったですね」と決断に至った心境を語った。
「グランプリを優勝するために頑張ってきました。このままの気持ちで走っていくと積み上げてきたものを失っていく気がした。グランプリ優勝で一区切り。目標を達成して引退する。こういう終わり方があってもいいのかなと思います」と現役生活に区切りをつけた。
元AKB48で女優の大島優子の大ファン。「グランプリは勝てたけど、ひとつだけ心残りがあります。ずっと大好きだった大島優子さんに会えなかったこと。ガールズケイリンで強くなれば会えると思っていたので。これだけは悔しいですね」と笑う。今後は保護犬、保護猫を救う活動をしていくという。トップレーサーは女王の称号を得たまま引退した。