【愛知杯】アンドヴァラナウト抜かりなし 順調アピール!復帰戦へ態勢整った

 「愛知杯・G3」(15日、中京)

 22年の飛躍を狙う明け4歳馬アンドヴァラナウトは12日、主戦・福永に代わって手綱を取る松山を背に、栗東坂路で最終リハ。前走からやや間隔はあいたが、予定通りの調整で順調ぶりをアピールした。

 注目の復帰戦を抜かりない仕上げで迎える。21年の秋華賞3着馬アンドヴァラナウトが、新春の牝馬限定重賞で始動。栗東坂路で行われた最終リハは、雪が積もるチップを蹴り上げ、力強いアクションで登坂した。4F55秒1-39秒6-12秒6。時計は控えめだが、これは予定通り。1週前に4F51秒3の自己ベストを出しており、態勢は整っている。

 今回手綱を任された松山は「先週しっかりやっているのでオーバーワークにならないよう、感触を確かめました。最近乗りやすくなっていると聞いていましたが、その通りでしたね。動きも良かったです」と満足のいく動きに笑みを浮かべた。

 青写真通りに調整は進んでいる。ただ、一つ誤算だったのが、ケガによる主戦・福永の戦線離脱だ。デビューからの7戦全てで騎乗していて、手の内に入れている鞍上の存在は頼もしかった。それでも、池添学師は「これまで祐一さんがしっかりと競馬で教えてくれて、乗りやすくなっていますから」と、乗り代わりの不安をきっぱり打ち消した。

 前走の秋華賞はゴール前のひと押しを欠いて3着に終わったが、「見せ場十分の競馬をしてくれた。もともと古馬になってからと思っていましたから」と指揮官。福永もローズS勝利時に「思ったより早く重賞を勝てたけど、良くなるのは来年」と話していた大器。重賞初制覇を決めた思い出の地で、楽しみでしかない第2章をスタートさせる。

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