【競輪】吉田拓矢が立川記念制覇 SSの意地見せた 直線鮮やかな強襲劇
「鳳凰賞典レース・G3」(7日、立川)
吉田拓矢(26)=茨城・107期・SS=が直線で鋭く伸びて1着。昨年6月の久留米以来、通算3回目のG3制覇となった。2着に浅井康太(三重)、3着には新田祐大(福島)が入った。
S級S班の意地を見せた。吉田が地元地区のグレードレースでしっかりと優勝をモノにした。「何としても優勝したいという気持ちで走りました。勝てて良かったです」と充実感をにじませた。
レースは北日本勢の先頭を任された木村が突っ張り先行。最終バックで番手まくりを放った新田と後方からまくった浅井が首位争いを展開したが、最後の直線で吉田が目の覚めるような脚で両者をとらえて1着でゴールした。「行くところを逃して厳しいかなと思いましたが、最後は伸びて良かった」と振り返った。
次走は大宮記念(15~18日)に出走予定。「慢心せずに大宮記念でもしっかり頑張りたい」と力を込めた。