「ＢＢＣトーナメント・プレミアムＧ１」（５日、鳴門）

　準々決勝９Ｒで１号艇の石野貴之（３９）＝大阪・９０期・Ａ１＝が、インからきっちり逃げ切って、準決勝戦へ駒を進めた。

　６号艇の野中一平がフライングで、騒然とした雰囲気の中で１Ｍへ突入した石野。先マイしてバックに向いた。直線では艇が大きく浮きかけたが、冷静に抑え込んだ。１周２Ｍでは差してくる２号艇の白井英治をかわして堂々の１着で準々決勝戦をクリアしたが、レース後は「少しスリットが弱い気がする。今のレースもいかれていた」と課題を口にした。

　６日に行われる準決勝戦に向けては「道中もずれているというか…。最近の自分のペラで出し切れていない。根本的にペラをやり直そうと思う」と、大幅な調整を予告していた。