香港国際競走 日本馬が15連勝中ゴールデンシックスティ止める予感

 「魁!海外馬券塾」(24日)

 21日に香港国際競走の前哨戦となる重賞3レースが行われた。ジョッキークラブマイル(芝1600メートル)には、4月以来の出走となったゴールデンシックスティが登場。前半4F50秒3という超スローペースを、最後方から差し切って連勝を15に伸ばした。強いのは確かだが、現地実況が「フェラーリと香港タクシー6台の競走のようだ」と評したように、代わり映えのしない相手に連勝を続けている感が否めない。この馬の連勝が止まるとしたら、次の香港マイル。その相手は日本馬だという予感がしている。

 ジョッキークラブC(芝2000メートル)も道中のペースは上がらず、2分3秒8という遅い決着に。人気薄ながら逃げ切ったリライアブルチームはこれが重賞初制覇で、2着カーインスターは前述の王者を避けて、マイル路線から距離を延ばしてきた馬。こちらも香港Cと香港ヴァーズで日本馬の脅威になる馬がいるようには見えなかった。

 最も見どころがあったのはジョッキークラブスプリント(芝1200メートル)。ラッキーパッチが重賞連勝を飾り、香港でのキャリア5戦目となる上がり馬ナブーアタックが2着。しばらく主役不在だった香港のスプリント界に、ようやく核となる馬が現れたと思われる。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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