【ジャパンC】コントレイル 馬なり猛加速 福永誓った「名誉守る」陣営と一問一答
「ジャパンC・G1」(28日、東京)
今回がラストランとなるコントレイルが24日、正真正銘の最終追い切りを行った。主戦の福永を背に栗東坂路で単走。手綱をガッチリ押さえながら、外ラチ沿いで小気味良いリズムを刻む。徐々に手綱を緩めていくと、それに合わせるようにグングン加速。終始追うようなアクションはなかったが、4F51秒0-36秒9-12秒0の好時計を楽々マークした。しまいの伸びはさすがの一語。本番へ万全の態勢で向かえそうだ。以下、福永との一問一答。
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-最終追い切りは好時計をマーク。感触は。
「矢作先生の指示よりは速くなってしまったが、馬自身はリラックスしていたし、決して無理をさせたわけでもない。息遣いもケロッとしていた」
-中3週。天皇賞・秋と比べてどうか。
「前走もいい状態だったが、同じくらいいい雰囲気で来ている。いつも休み明けの方がいいタイプだったが、いつもの休み明けのようなフレッシュさがある」
-今回の相手関係は。
「今年のダービー馬もいるし、その他にもG1で戦ってきた馬が多く出走するので、簡単なレースではないと思う」
-ジョッキーにとってコントレイルとは。
「特別な存在。騎手人生の終盤に差し掛かっているタイミングで現れてくれた、宝物のような存在」
-意気込みを。
「ラストランなので、無敗の3冠馬として彼の名誉を守るためにも有終の美を飾りたい」
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以下、矢作師との一問一答。
-前走を振り返って。
「非常にレベルの高いレースだった。ゲートの出という点で、一つのミスが命取りとなったレースだった」
-今年は中3週での参戦となる。
「思いのほか疲れがなかったのが何より。去年の菊花賞からジャパンCは中4週あったが、あの時とは比べものにならないくらいはるかに回復が早かった。非常に調整しやすかった」
-理想の枠順は。
「内の方がいいと思うが、二四なのでそれほど気にしていない」
-これが引退レース。どんなコントレイルを観客に見てほしいか。
「3冠馬としての誇りを持った強さというのを見ていただきたい」