【マイルCS】ロータスランド 現役最多タイ3勝 仁川のマイルマイスター 一発期待

 「マイルCS・G1」(21日、阪神)

 自分の庭だと言わんばかりに、仁川の芝千六で現役最多タイの3勝をマークしているロータスランド。サマーマイル覇者は結果を残していない一戦ではあるが、ここに向けて陣営の思惑通りに状態を上げてきた。荒れてきた馬場も大歓迎。一発なるか注目だ。

 ジンクスを打破できる状態にはある。大一番に向け、牙を研ぐのが夏のマイル女王ロータスランドだ。休み明けでプラス10キロだった富士Sこそ10着に終わったものの、力を出せる態勢を整えてきた。「先週、栗東CWで併せたことで、動きそのものが良くなりましたね。今週の坂路の追い切りではトップスピードに乗った時に突っ込まず、ためをつくって走ることができていました」と辻野師は思惑通りの変化にうなずく。

 仕上がりの良さはもちろんだが、注目すべきはこのステージでの成績の良さだ。全5勝のうち4勝は阪神で挙げたもので、阪神外回りの芝千六に限れば現役最多タイの3勝をマーク。“仁川マイルマイスター”と言っていいだろう。「もともと(最後の直線を)左手前で走る方が好きな馬で、阪神のマイルも得意にしていますからね。前走はずっと先頭を走る形で気持ちが続かず。今度はメリハリを利かせた競馬をしたい」と指揮官は腕をぶす。

 マイルCSに、夏のマイル王は過去4頭参戦するも結果は散々。最高着順は17年グランシルクの9着だ。しかし、阪神が舞台なら別の結果に期待できるかもしれない。開催が続いて荒れた馬場も追い風になるだろう。「これで雨があればさらにいい条件に。集中力を持続して走ってくれれば」。重馬場の米子Sを快勝したパワーを生かし、大穴配給といく。

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