【ボート】三国G1 毒島誠が8連勝完全Vで12回目のG1制覇 G1では史上16回目のパーフェクト

 「北陸艇王決戦・G1」(9日、三国)

 1号艇で断然人気の毒島誠(37)=群馬・92期・A1=が、インからトップSを決めて逃げ切った。周年記念では、2008年桐生での中島孝平(福井)以来となる史上11回目、G1通算では史上16回目の完全Vを達成した。これで毒島自身は12回目のG1制覇で、通算では62回目の優勝となった。

 完全Vが懸かった優勝戦。そのプレッシャーも何のその。毒島が他艇の追随を全く許さず、完璧な走りで8戦全勝のパーフェクト優勝を達成した。「三国は第二の故郷だと思っている。SGと同じくらい欲しいタイトルだったのでうれしい」と、元レーサーで妻・幸美さんの故郷での優勝に満面の笑みで喜んだ。

 このG1優勝で賞金ランキングでも8位まで浮上。グランプリのトライアル2ndステージからスタートできる、ベスト6入りも見えてきた。「毎年年末に向けてやっている。いつも通りの作業でもうひと踏ん張りして頑張りたい」と年末を見据えた戦いへ気合を注入した。

 ちなみにG1戦でのパーフェクト優勝は、2015年のマスターズチャンピオンで今村豊(引退)が達成しているが、今村豊は1986年の津周年、2002年の中国地区選(下関)でも完全Vをしており、G1戦で3回の完全Vを記録。現役では1999年の住之江周年で松井繁(大阪)が7連勝、2017年のクイーンズクライマックス(4日制)で遠藤エミ(滋賀)が完全Vを達成している。また、2001年9月の多摩川でのSG・メモリアルでは、市川哲也(広島)が7連勝の完全Vを記録している。

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