【ブリーダーズC】ラヴズオンリーユー 好走の鍵は小回りコースへの対応

 「魁!海外馬券塾」(20日)

 ラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作)が、21年のクイーンエリザベス2世C以来、2度目の海外G1制覇に向け、米国のブリーダーズC・G1に参戦する。前回はドバイから香港へ転戦して制しているように、力通りに走れば日本馬初のブリーダーズCのタイトルに手が届く馬だ。

 ダートの内側に芝コースがある米国の競馬場では、芝は必然的に小回りになり、芝の中距離戦は向正面でスタートして1周半で争われる。日本のトップクラスの馬がこのようなコースを経験する機会はなく、コーナーを6回走る異質のレースに対応できるかが好走の鍵を握る。

 タルナワ、ティオナ、ラヴら欧州のG1で実績を残す牝馬が遠征を予定しているが、ラヴズオンリーユーも含め、どの馬もBCターフ・G1(11月6日・米デルマー、芝2400メートル)か、BCフィリー&メアターフ・G1(同、牝、芝2200メートル)のどちらに出走するか表明していない。手の内を明かさないまま探り合うのはブリーダーズCでは毎年の光景で、主催者もそれを推奨するかのように、11月1日の出馬投票まで2競走への登録を残しておけるシステムを採っている。

 BCマイル・G1(同、芝1600メートル)のヴァンドギャルド(牡5歳、栗東・藤原英)、BCスプリント・G1(同、ダート1200メートル)のマテラスカイ(牡7歳、栗東・森)ら、過去最高頭数の7頭でブリーダーズCに挑む日本勢に熱い声援を送りたい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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