【オールカマー】ウインマリリン執念V 直線行き場失うピンチも横山武との絆で突破

 「オールカマー・G2」(26日、中山)

 好位の内を追走した2番人気のウインマリリンが、直線で馬群を割って抜け出して重賞3勝目を挙げた。2着には同馬主で5番人気のウインキートス、3着には3番人気のグローリーヴェイズが入り、1番人気のレイパパレは4着に終わった。

 ウインマリリンが執念で勝利をつかんだ。道中は3番手の内を無理なく追走。直線で前が詰まり行き場を失いそうになったが、レイパパレとグローリーヴェイズの間に進路を見つけると力強く抜け出し、後続に1馬身半差をつけた。

 20年のフローラS、21年の日経賞に続く重賞3勝目。デビューから11戦中9戦でコンビを組む横山武は「直線で引っ張る形になってもったいなかったのですが、勝ち切れたのだからすごいですね。馬の力だけで勝てました。春よりも返し馬の時からリラックスしてレースができました」とパートナーに感謝した。

 手塚師も「前走(天皇賞・春5着)後に右ヒジの腫れを取る手術をしたが、それからパワーアップしたね。雰囲気とかしぐさとか落ち着きが出てきたのが大きい。きょうは休み明けで馬体重がプラス14キロだったけどすっきり見せていた」とたくましくなった姿に目を細めていた。

 次はエリザベス女王杯(11月14日・阪神)でG1初制覇に挑む。指揮官は「この馬に一番向いている舞台だと思っている。枠順にもよるだろうが、折り合って競馬ができれば。成長した今なら」と大きな期待を寄せていた。

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