凱旋門賞 日本馬2頭に立ちはだかる欧州の上位人気馬は?

 「魁!海外馬券塾」(22日)

 凱旋門賞・G1(10月3日・仏パリロンシャン)の前哨戦は全て終わり、変動の激しかったブックメーカーのオッズもほぼ固定された感がある。現時点で3・5~4倍でタルナワとアダイヤーが1番人気を争い、ほぼ差がなくスノーフォールとハリケーンレーンが続いて、これら4強の様相だ。少し離れてクロノジェネシスとヴェルメイユ賞でスノーフォールを撃破したティオーナが11~13倍、ディープボンドが17~21倍となっている。

 上位人気馬にもそれぞれ懸念がある点が、21年の予想を難しくさせている。スノーフォールはヴェルメイユ賞でいつもの豪脚を繰り出せず、タルナワは愛チャンピオンSでセントマークスバシリカに押し切られた。後肢の感染症でニエル賞を回避したアダイヤーは、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(1着)以来の休み明けでの出走になる。

 英セントレジャーからの参戦馬が近年で好走した例はほとんどないが、今年の覇者ハリケーンレーンは、愛ダービー、パリ大賞を含むG1・3連勝中で、その内容も優秀だ。上位人気馬の中で最も順調なステップで凱旋門賞に向かってくる同馬が、日本馬2頭にとって容易ならざる相手になりそうだ。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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