【神戸新聞杯】ステラヴェローチェ 自己ベスト更新 馬体も走りも成長で飛躍へ手応え

 「神戸新聞杯・G2」(26日、中京)

 ステラヴェローチェは22日、栗東坂路で自己ベストをマーク。状態面に不安はなさそうだ。

 勢いを見せつけた。皐月賞、ダービーでともに3着だったステラヴェローチェは、吉田隼を背に栗東坂路で単走。1Fごとに加速し、残り2Fを切ったところでハミをかけられると一気にギアチェンジ。鞍上のアクションに応えて鋭く伸び、4F50秒2-36秒8-12秒0を計時。自己ベストを1秒も更新した。

 水曜の坂路で2番目の好時計。鞍上は「動きはいいし、パワーアップしていますが、精神的にまだ子どもですね」と厳しいジャッジだが、それも期待の裏返しだろう。須貝師は「久々だし、あれくらい負荷をかけないと。これがオープンで勝ち負けする馬の時計なんだろうな。見ていても無理はしていないから」と合格点を与えた。

 夏に成長を遂げた馬体と走りに、秋の飛躍への手応えがにじむ。8月11日に帰厩してから1カ月以上、丹念に乗り込んだ。「パワーとスピードを兼ね備えてきたね。500~510キロ(前走時488キロ)で競馬ができそう。成長分。現時点で言うことはないよ」と指揮官の表情は明るい。

 今後は牡馬クラシック最終戦の菊花賞(10月24日・阪神)も視野に入れるが、指揮官は「この戦いが一つの目安。まずはここに合わせてきたから」とキッパリ。前哨戦とはいえ、結果と内容が問われる一戦。ダービー馬など同世代の強敵はそろうものの、悲願のG1制覇へ向けて自らの走りで弾みをつける。

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