【ローズS】アンドヴァラナウトが重賞初挑戦初V

 「ローズS・G2」(19日、中京)

 4番人気のアンドヴァラナウトが鮮やかに差し切って重賞初挑戦初Vを飾った。道中は中団で流れに乗ると、直線は鞍上の右ステッキに応えて力強く伸びた。父がキングカメハメハ、母が12年マーメイドS覇者のグルヴェイグ、母父がディープインパクト、祖母がG1・2勝馬エアグルーヴという超良血馬が、春の実績馬を撃破。3歳牝馬戦線の新星として名乗りを上げた。

 紫苑Sのファインルージュに続き、2週連続で重賞制覇となった福永は「初めてのコーナー4つのコースで、どういう走りを見せてくれるか半信半疑でしたが、対応していい走りを見せてくれました」とパートナーをたたえる。「もう少しスローペースになるかと思いましたが、思ったよりも引っ張ってくれる馬がいたし、むしろその方がこの馬にとってはありがたかったですね。馬の後ろに入ることができて、いい位置で脚をためられました。4コーナー手前で外に誘導したときに非常にいい反応を見せてくれました」と充実の汗を拭った。

 全6戦でコンビを組む相棒とつかんだ初タイトル。「デビュー戦から乗せてもらっているけど、体が整っていなくて気持ちだけで走っているところがありましたが、体と心のバランスがフィットしてきましたね。馬に伝えてきたことが実を結んできました。これからの馬ですが、それで勝ってくれましたし、G1の舞台に行っても勝負できる馬だと思います」と手応えを口にした。

 2着には12番人気のエイシンヒテンが逃げ粘り、1番人気のアールドヴィーヴルが3着に入った。この上位3頭が秋華賞(10月17日・阪神)の優先出走権を手にした。

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