99年オークス馬ウメノファイバー死す 25歳、老衰 相沢師「一生忘れられません」
99年デイリー杯クイーンCを制し、同年のオークス馬に輝いたウメノファイバーが12日、繁殖牝馬としてけい養されていた北海道新冠町のハクレイファームで老衰のため死んだことが分かった。25歳だった。
生産者の斉藤安行氏は「元気に過ごしていると聞いていたので、突然のことで驚いています。ここまでやってこられたのはウメノファイバーのおかげ。小さな牧場がG1レースを獲れたことは奇跡だと、今でも思っています。ウメノファイバーには『ご苦労さま、ありがとう』と伝えたい」とコメントした。
また、現役時代に管理した相沢師は「開業2年目でオークスを勝ってくれたし子どもや孫も活躍してくれた。相沢厩舎のために生まれてきてくれたような馬です。一生忘れられません。よく長生きしてくれました。お疲れさまと言いたいです」と言葉を詰まらせた。