【セントライト記念展望】春の実績組タイトルホルダーが中心担う
「セントライト記念・G2」(20日、中山)
皐月賞2着、ダービー6着と春のクラシックで活躍したタイトルホルダーが秋初戦を迎える。中山は弥生賞ディープ記念を制し、皐月賞でもエフフォーリアの2着と得意としているコース。「ここから菊花賞へ。頑張ってほしいね」と栗田師。2つ目のタイトルゲットで勢いをつけ、G1へ駒を進めたい。
まだ底を見せていないのが、昨年のホープフルS2着馬オーソクレースだ。骨折により春を棒に振ったが、ラスト1冠へ向けて順調な調整過程を見せている。1週前追い切りでは美浦Wで軽快な動きを披露。久保田師は「追うごとにしっかりしてきた。さすがこのクラスにいる馬だよ」と目を細める。勢力図を一気に塗り替える可能性を秘めている。
夏の上がり馬ソーヴァリアントからも目が離せない。北海道シリーズで1、2勝クラスを連勝。ともに余裕の競馬で古馬を蹴散らし、6馬身差&3馬身半差の圧勝劇。着実に地力を強化しているだけに侮れない存在だ。
日米オークス馬のシーザリオを母に持ち、半兄が13年菊花賞馬エピファネイアという良血馬ルペルカーリア。偉大な兄の背を追うためにも、ここでの権利獲得は絶対条件だ。
他にはスプリングS勝ち馬のヴィクティファルスや、京成杯覇者グラティアスといった春の実績組にも注意が必要。