「ガールズドリームレース」（１２日、平）

　３日目１２Ｒで実施されたガールズドリームレースは児玉碧衣（２６）＝福岡・１０８期・Ｌ１＝が最終２角から軽快なまくりを決めて優勝。ファン投票１位の支持に応えた。

　屈辱を味わった女王が思い出の地で平で復活の優勝をつかみ取った。レースは４番手から。周回中から太田りゆ（埼玉）にふたをされる苦しい展開だったが、下げることなく位置にこだわり、最終２角からまくり上げて、追い掛けてきた姉弟子の小林優香（福岡）を振り切った。７月の函館で初の予選落ちを経験したが、きっちり１カ月で軌道修正して１８年平以来２回目のガールズドリームレースを制覇した。

　「函館のショックが大き過ぎてゴールしたときはウルッときた。勝たなきゃいけないって気持ちを捨ててチャレンジャーのレースができた。姉弟子の（小林）優香さんのオリンピックを見て、もう一度自分も頑張らないとと思ったし、勝てて良かった」と振り返った。

　優勝賞金３２５万円の使い道を聞かれると「ダイヤモンドがギラギラした時計がほしい」とニッコリ。元気を取り戻したガールズケイリンの女王が４年連続グランプリ制覇へ突き進む。