【競輪】福井記念は古性優作が制圧 最終2角まくりで通算6回目のG3優勝
「不死鳥杯・G3」(11日、福井)
12Rで決勝戦が行われ、古性優作(30)=大阪・100期・S1=が最終2角5番手からまくって1着。2019年2月の静岡記念以来、通算6回目のG3優勝を飾った。森田優弥(埼玉)任せから切り替えて古性を追走した郡司浩平(神奈川)が2着、山口拳矢(岐阜)目標から切り替えて郡司を追った岩津裕介(岡山)が3着に入った。
古性が豪快なまくりで優勝。「(G3は19年2月の)静岡以来の優勝でうれしい」。ゴール後はガッツポーズで声援に応えた。
レースはスタートでけん制があり、古性-三谷竜生(奈良)-松岡健介-村田雅一(ともに兵庫)の近畿勢が前受け。赤板過ぎに山口-岩津が上昇、すかさず森田-郡司が踏み上げて、モガき合う展開。「キツいと思ったが、踏まないと後ろに権利がない」と考えた古性が最終2角からスパート。前団をのみ込んで、Vゴールを駆け抜けた。
地元地区での記念優勝。「(2日目、準決で)脇本(勇希)君が頑張ってくれたし、その気持ちに応えたかった」と、決勝進出を逃した地元勢の思いも背負って快走した。
次に目指すのはビッグタイトル。「尻上がりに良くなっていくと思う。目標はG1、G2。それだけです」。弾みを付けた古性は、頂点を目指して突き進む。