大竹師2カ月調教停止で全馬一時転厩 禁止薬物検出で裁定委員会が処分

 20年11月7日の東京4Rで1着となるも、レース後の検査で禁止薬物(カフェイン)が検出されて失格となったソーヴァリアント(牡3歳、美浦・大竹)について、JRAは23日、第3回裁定委員会を行い、大竹正博調教師(51)=美浦=に2カ月(24日から8月23日まで)の調教停止処分を科した。

 審判担当の福田正二理事は「原因を解明すべく、警視庁に捜査を依頼するとともに、必要な調査を尽くしてまいりましたが、残念ながら現在までに原因の解明までは至りませんでした。警察による捜査は継続されるとお聞きしていますが、これまでの経過を踏まえ、管理調教師に対し必要な処分を行いました」と文書でコメント。処分に伴い、18年有馬記念覇者ブラストワンピースを含む大竹師の全管理馬58頭は、24日から当面の間、手塚厩舎へ転厩となる。

 なお、原因不明の禁止薬物事案は、平成以降で89年センターアビー、93年ファーストサクセスに続く3例目。いずれも2カ月の調教停止処分となっている。

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