【POG】良血ディープ産駒が競演!ダノンフォーナイン初戦Vへ感触上々(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)、木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 

 次週27日には宝塚記念が行われるが、注目の阪神新馬戦(芝1800m)も行われる。昨年はのちの2歳王者ダノンザキッドが勝ち、2着ワンダフルタウンは京都2歳S、青葉賞と重賞2勝をマーク。今年も目が離せない重要な一戦となりそうだ。

 ここではディープインパクト産駒の有力馬3頭の1週前の様子をお伝えしたい。

 まずは1歳セレクトセールで1億9440万円(税込み)の高値で落札されたダノンフォーナイン(牡、音無、母タミーザトルピード)。1週前の16日は栗東CWで松若(レースは川田)を背に、年長馬2頭の間に入る形での3頭併せ。最後は2馬身半ほど遅れたが、長めから意欲的に追われて6F83秒2-38秒1-12秒6をマークした。「まだ子どもっぽいところはありますが、走り出したら真面目。背中や走り方がとてもいい」と生野助手の感触は上々。(株)ダノックスの所有馬が、2年続けて注目の新馬戦で勝利を挙げられるか注目だ。

 秋華賞、ジャパンCとG1を2勝したショウナンパンドラの全弟ローマンネイチャー(牡、高野、母キューティゴールド)は松山で予定。1週前の16日は鞍上を背に、栗東坂路で4F52秒6-12秒2をマーク。最後までしっかりとした脚取りで力強く駆け上がった。師は「予定していたより少し時計が速かったこともあり、フラフラする面を見せていましたが、十分な動きでした」と納得の表情。「血統的には奥手ですが、ゲート試験合格後も成長している感じですし、恥ずかしくない競馬はできると思います」と好戦に期待を寄せた。

 ルメールで予定しているキラーアビリティ(牡、斉藤崇、母キラーグレイシス)は、身のこなしが良くて、素質の高さを感じさせる一頭。1週前の16日は栗東CWで中井を背に、僚馬ドンフランキー(2歳新馬)、リベラルアーツ(3歳未出走)との3頭併せ。終始軽快な走りで6F82秒1-38秒4-12秒2をマークした。師は「まだ繊細なところがあるのでビシビシ攻め込んではいませんが、先週、今週とケイコでいい動きをしていました」と予定通りの調整過程を示唆。クロノジェネシスで宝塚記念に出走する斉藤崇師、ルメールのタッグが新馬戦も盛り上げてくれそうだ。(馬三郎栗東支局・塩手)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス