【ボート】児島グラチャンカウントダウンコラム2

 「グランドチャンピオン・SG」(22日開幕・児島)

 佐藤はSGを走るたびに結果を残している。2018年のグランプリシリーズ(住之江)でSG初出場。翌年こそSGに参戦できなかったが、20年のダービー(大村)、今年のオールスター(若松)で優出した。

 しかも初優出のダービーでは3着、前回のオールスターでは2着と堂々とした成績。さすがに大舞台での経験は浅いが、「オールスターは、昨年のダービーよりも事前に準備をいろいろしていた。それを生かした優出になったかなと思う」と地道にレベルアップ。本番では使用しなかったが、同期の菅章哉(徳島)の伸び仕様を試すなど、オールスターでは大胆な調整も取り入れていた。

 目覚ましい活躍をしているが、19年後期にはA2陥落を経験している。だが、その悔しい半年間で整備を学んだ。「A2はショックだったが、収穫もあった。とにかくエンジンを出すことを考え、普段やらなかったエンジン内部のリングやピストンのことを自発的にやった」と現在のSG舞台での調整力につなげている。

 今回は昨年のダービー優勝戦の完走により、グラチャン初出場が実現した。これが、まだ5回目のSG出場。それでも近況の勢いならば優出だけでなく、それ以上の結果も夢ではない。

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