重賞初Vの亀田温心、北の大地でさらなる飛躍誓う 周囲から“温”かい“心”からの祝福

 「おめでとう」。周りから声を掛けられるたびに、つかんだタイトルの重みを実感する。葵Sで13番人気のレイハリアに騎乗し、重賞初Vを飾った亀田温心騎手(20)=栗東・北出=。レースから数日が経過しても、祝福の嵐が収まることはない。

 後日、京都から両親が現地に観戦で訪れていたことを知り、喜びは増した。「確定するまで震えていたみたいで。普段、父は土日も仕事なんですが、休みをもらって来てくれて」と笑顔だ。母から“温かい心を持った人になって”という願いから、温心(はーと)と名付けられたデビュー3年目の若武者は、周囲への感謝も忘れることはない。

 年明けから同期が重賞を勝利していたが、焦ることなく、地道に努力を重ねた。体に痛みを感じ、以前の加圧トレーニングから、ピラティスのような可動域を広げるトレーニングへと切り替えた。全てはレースで結果を残すためだ。

 「減量が1キロになったので去年より厳しいと思うんですが、今年も(2020年に続いて)40勝はしてフェアプレー賞を取りたいです。またG1の舞台にも立ちたいです」。今年も夏は北海道を主戦場に戦う。重賞でつかんだ確かな自信を胸にさらなる飛躍を遂げる。(デイリースポーツ・大西修平)

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