【桜花賞】ソダシ無敗の桜女王へ不安なし 蹄鉄と爪は“普通が一番”の通り優等生

 「桜花賞・G1」(11日、阪神)

 白毛馬初のクラシック制覇へ向け、無敗の2歳女王・ソダシが登場。注目が集まるヒロインを連載する。

  ◇  ◇

 迫力あるソダシの走り。その四肢を支えるのが装蹄師の仕事だ。担当する矢野龍一さん(44)はこの道25年の職人。「ソダシの蹄鉄は工夫が必要ないぐらい一般的です。爪も大半の馬と同じで左右対称で見た目もいい。接着装蹄でもないし、特殊鉄でもない。鉄の減り方も均等です」と説明してくれた。

 装蹄作業の際、ジッとしていられない若駒も多いが「デビューの頃からおとなしくていい馬。普段はうるさい面があると聞くけど、僕らには見せない。装蹄がスムーズで助かります」と優等生のよう。調教は常に吉田隼が厩舎からまたがり誘導するなど、気難しいイメージのあるソダシだが、作業時は身を委ねているという。

 爪そのものもいい成長を見せている。「最初の頃よりも大きくなった。年齢を重ねると伸びは悪くなるけど、今は成長段階。ソダシは爪の伸びが早くて装蹄もしやすい。若くても伸びが遅い馬もいますから。爪が大きくなるのはいいことなんです」と話す。

 希少な白毛馬だが、「シロニイやダノンハーロックの蹄鉄を打ちましたが、爪はソダシとも似ていない」と、白毛に共通した爪の特徴はないようだ。蹄鉄と爪は“普通が一番”とされる。だからこそ、レースで特別な力が発揮されるのかもしれない。

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