ボート選手211人、給付金不正受給 昨年7月には把握も調査はJRAの公表後

 日本モーターボート競走会と選手会は30日、都内で記者会見し、ボートレーサー211人が新型コロナウイルス対策の持続化給付金を不適切に受給していたと明らかにした。6日にJRAの騎手ら約160人が不適切受給をしていたことが判明したばかり。競走会の潮田政明会長は「制度の趣旨を理解せず安易に受給していた」とし、深々と頭を下げた。

 選手1574人を対象に調査し、判明した。潮田会長は全ての選手に自主的に返還するよう指示していると述べたが、申請理由や時期、所属など詳細を問われても「今後精査していく」と答えるばかりで、歯切れの悪いやりとりが続いた。

 関係者によると、複数の選手がフライングなどの違反をして出場停止となった期間の収入減を新型コロナの影響として申請、受給していた疑いがある。選手会は疑惑を遅くとも昨年7月には把握し「詐欺罪に抵触する可能性」と選手に警告していたが、調査開始はJRAが騎手らの受給を公表した後だった。

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