競艇選手211人がコロナ給付金 全員に自主返還を指示、会長陳謝

 ボートレーサー(競艇選手)が新型コロナウイルス対策の持続化給付金を不正受給した疑いがある問題で、競技運営を担う日本モーターボート競走会と選手会は30日、東京都内で記者会見し、選手211人が制度の趣旨を理解しないまま安易に受給していたと明らかにした。日本中央競馬会(JRA)の騎手ら約160人に続き、同じ公営競技の競艇でも不適切な受給が判明した。

 競走会の潮田政明会長は「レースを支えてくれている全国のお客さまを不快な気持ちにさせてしまったことを深くおわび申し上げる」と陳謝し、給付金を受け取った全ての選手に自主的に返還するよう指示していると述べた。

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