【チューリップ賞】テンハッピーローズが好気配 力強い脚取りに高柳大師も満足

 「チューリップ賞・G2」(6日、阪神)

 好気配だ。テンハッピーローズは3日、栗東坂路を登坂した。四肢を伸ばした力強いフットワークで駆け上がり、4F53秒8-39秒2-12秒7をマークした。高柳大師は「動きは良かったですね。最後を抑えるように指示しました。予定通りの調教ができた。状態もいい」と満足げに話した。

 1番人気に支持された前走のフェアリーSは4着。デビュー以来初めて馬券圏外に敗れたが、敗因は把握済みだ。「スタートが良くて前に壁ができなかった。後ろでうまくためられたら、と思う」と前を向く。

 今回で5戦目となり、新馬戦で420キロだった馬体重も、前走で440キロと思い描いたように増加している。「前走乗った福永騎手(今回は池添)も“背中が使えるようになってきた”と。馬体もそうですが、いい成長をしている」と良化ぶりに胸を張る。重賞3着があるとはいえ、1勝馬の身。桜花賞の出走権獲得へ、反撃を誓う。

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