【競輪】平記念は鷲田佳史が踏み抜きS級初Vを記念で達成 3連単は32万円と大波乱
「いわき金杯争奪戦・G3」(28日、平)
鷲田佳史(37)=福井・88期・S1=がうれしいS級初優勝を記念で達成。最終バックから隅田洋介(栃木)のまくりにスイッチして、直線で一気に差し脚を発揮して突き抜けた。2着には庄子信弘(宮城)、3着には西岡正一(和歌山)が入った。1番人気の森田優弥(埼玉)は最終3角で外側へ斜行して失格。3連単は32万7290円と大波乱の決着となった。
03年7月デビューのベテラン鷲田がうれしいS級初優勝を記念で達成した。
「優勝した実感はまだない。落車があったので素直に喜べないけど、まさか優勝できるとは」と驚きを隠せない様子で振り返った。
レースは前を任せた村田雅一(兵庫)が最終2角でインに詰まると、鷲田はバックから外をまくった隅田に切り替え、最終4角から自ら一気に踏み込み抜け出した。
この優勝で11月小倉の競輪祭の出場権利をゲット。6月岸和田の高松宮記念杯、8月平のオールスターとG1出場も視野に入ってくる。
「今回は全日本選抜出場組が不在の記念。あっせんが出たときから目標にしてきた。弟子の寺崎(浩平)とビッグレースで連係したい。このあとの競走も一つずつ大事に走って結果を出していく」と弟子とのビッグレースでのワンツーを目指す鷲田から目が離せない。