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角居師が勇退「十分に満足」馬づくりは人づくり!スタッフの成長に胸を張る

 「看板を下ろしました」と笑みを浮かべる角居師(撮影・石湯恒介)
 厩舎スタッフに囲まれる(前列左から3人目が角居師)
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 28日を最後に角居勝彦(56)、石坂正(70)、松田国英(70)、西浦勝一(70)、田所秀孝(70)、西橋豊治(70)、湯窪幸雄(70)、星野忍(70)の調教師8人がトレーナー人生に幕を下ろす。指揮を執るラストウイークを迎え、その胸中を語った。

 希代のトレーナーが勇退の日を迎える。家業の天理教を継ぐため、定年を待たず28日付で競馬界を去る角居師。世界で通用する馬づくりを掲げ、数々の常識を覆してきた。

 JRA通算762勝を挙げ、海外G1・5勝にJRA・G1は26勝。「色を付けられないキャラクターばかり。“牝馬のスミイ”と言われますが、最初は牝馬が活躍して、その子から産まれた牡馬たちも頑張ってくれた。たくさん勝たせてもらったなと思います」と感慨深げに話した。

 厩舎経営の信念は“馬づくりは人づくり”だった。「誰をどこのポジションに置くかを思い悩ませた。そこから先は従業員同士が競い合ったり、言い合ったり、慰め合ったり、喜び合ったりでね。軌道に乗せるのに10年かかると思っていたけど、4年ちょっとで思う形になった」とスタッフの成長に胸を張る。

 1月2日からは次男の和仁助手(26)が大久保厩舎で働くようになった。「サウジにも行かせてもらって、そういった経験はありがたい。時代は変わるので、自分とは違った馬づくりをしてもらいたい」とエールを送る。

 尽力した障害者乗馬の活動はオンラインサロンとしても広がりをみせる。「道半ば。いい感じの半ばです。普及がスピードを上げていくように支えていけたら」と今後も携わっていく。

 悔いはない。「競馬サークルでは十分に満足させてもらいました。本業となる人助けの世界でいえば、僕の得意技は馬を触れるということなので。馬を使った人助けと馬助けがリンクできれば、ダブルでいいなと思います」。調教師として采配を振るうのは今週がラスト。その後はこれまでとは違った形で、馬との関わりを深めていく。

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