【阪急杯】インディチャンプ始動 仕上がり過程に音無師も納得の表情

 「阪急杯・G3」(28日、阪神)

 マイルG1・2勝のインディチャンプが、2021年はここから始動する。4歳で春秋マイルG1を制覇。20年秋にスプリンターズSへの出走を表明したが、調整が間に合わず見送った。改めてスプリント路線への参入をにらんで、前走の阪神Cに続き7Fを選択。音無師も「高松宮記念に向けていいレースをしてほしい」と話す。G1へ向けて大事なステップだ。

 この中間は短期放牧に出され、17日の1週前追い切りは、栗東坂路でサンライズノヴァ(7歳オープン)と併せ馬で4F51秒7-38秒0-12秒3を計時。半馬身遅れたが、びっしりと追われて順調に調子を上げている。トレーナーは「帰厩したときは500キロくらいで太かったが、2週前追い切りを境に良くなった。あとは当週にやれば、きっちり仕上がるだろう」と仕上がり過程に納得の表情だ。

 デビュー戦以来の7F戦だった前走は、牝馬2頭に先着を許し1番人気に応えられなかった。「スローな流れで、後ろから進んだので前をとらえることができなかった。今回はせめて中団くらいから進めてほしい」と音無師はリクエスト。勝ってG1へ、ここは絶対に負けられない。

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