【競輪】近藤保が川崎デイリー杯を制覇 デビュー13年目で悲願のS級初V達成
「デイリースポーツ杯争奪戦・F1」(12日、川崎)
近藤保(38)=千葉・95期・S1=が加賀山淳(千葉)の先行に乗って抜け出して1着。09年1月デビューから13年目でS級初優勝を達成した(ブロックセブンを除く)。2着には外を伸びた渡部幸訓(福島)。3着には近藤後位の江守昇(千葉)が入った。
レースは伊早坂駿一(茨城)-神山拓弥(栃木)、渡部-青森伸也(福島)、加賀山-近藤-江守で周回。加賀山が抑えて駆けると、伊早坂が6番手から巻き返しを狙うが不発。番手を無風で回ってきた近藤が、きっちりと好展開を生かした。
「加賀山君のおかげ。すごく強かったし、自分は付いていっただけ。チャンスをモノにできてよかった」と振り返った。
この優勝で7月のサマーナイトフェスティバル(函館)、9月の共同通信社杯(岐阜)とG2出場が視野に入ってきた。
「目標にしていたS級優勝ができた。次はビッグレースに出場したい。一つずつ大事に走って、優勝回数を増やせるように頑張りたい」と貪欲にF1優勝の積み重ねを狙う近藤から目が離せない。