【競輪】豊橋記念は吉田敏洋が制圧 切り替えて最終4角から強襲 3回目のG3V

 「ちぎり賞争奪戦・G3」(31日、豊橋)

 12Rで決勝戦が行われ、吉田敏洋(41)=愛知・85期・S1=が最終4角から外を踏んで1着。2018年3月の名古屋記念以来、通算3回目のG3優勝を飾った。打鐘3角から踏み上げ、最終バックで出切った松浦悠士(広島)が2着、バックで吉田後位に切り替えた諸橋愛(新潟)が3着に入った。

 今場所の吉田は喜怒哀楽が出た。1次予選10Rは竹内雄作(岐阜)マークから差して1着。勝利に「喜」んだ。2次予選12Rは松浦マークを岡村潤(静岡)と初手から取り合うことに。「怒」りの競りも、岡村に負けて悲「哀」を感じたが、最後に盛り返して3着。準決11Rは浅井康太(三重)目標から伸びて「楽」勝の1着だった。

 「厳しい2次予選を乗り越えたことで楽になりました」と振り返る吉田。決勝に関しては「浅井君のおかげです。苦しい位置だったが無理やりに仕掛けてくれて、目の前のコースも開けた」と笑顔。浅井が最終2角8番手からまくり上げると、先まくりの松浦後位から佐藤が激しくけん制。その内に入った吉田が直線で外を伸びてVゴールを駆け抜けた。

 ホームは名古屋。それでも準地元での記念制覇に「同じ愛知県ですからね。金子(貴志)さんと一緒に(決勝に)乗りたかったけど、準決ですでに1人になってしまった。みんなの気持ちを背負って戦えたと思います」と愛知魂で走り切ったことを強調した。

 「2月には全日本選抜(川崎)がありますから。この勢いを加速させて臨みますよ」と悲願のG1制覇へ向けて前進あるのみだ。

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