【ボート】からつG1 丸野一樹が大会連覇へパワー全開
「全日本王者決定戦・G1」(26日、からつ)
準優勝戦が行われ、からつ周年連覇を狙う丸野一樹(29)=滋賀・109期・A1=は11Rをイン速攻でライバルを圧倒。1着で優勝戦のチケットを勝ち取った。
「しっかりグリップして舟も返ってきた。足は文句なしで抜群に良く、全部が高いレベル。出足は(前走で優勝の)尼崎周年より手応えがある」と出足、伸びはまさに“超抜”の名にふさわしい破壊力を誇示している。
シリーズは破竹の勢いで勝ち進み、順風満帆の予選街道を突き進んでいたが、思わぬ落とし穴が待っていた。4日目12Rはインから石野貴之(大阪)のまくりに沈み3着。得点率は深川真二(佐賀)と並び、上位着順差でトップ通過は深川に譲った。
頂上決戦に向け、準優は絶対に負けられない戦いとなったが「Sも1Mも、4日目の反省を生かせました」とレースできっちり軌道修正に成功。準優12Rでは、深川が5着に敗れる波乱となり、優勝戦は1号艇の出番が巡ってきた。
大会連覇へお膳立てはバッチリ整った。「どの枠でも挑戦して攻めるだけ」と気合もMAX。狙った獲物は絶対に逃さない。