【東海S】ダノンスプレンダー ロードカナロア産駒初のJRAダート重賞V任せろ

 「東海S・G2」(24日、中京)

 重賞初制覇を目指すダノンスプレンダーにとって、今回はロードカナロア産駒初のJRAダート重賞Vが懸かる一戦。前走のポルックスSで勝利を飾り、勢いにも乗っている。デビューから一貫して砂路線を歩み、掲示板を一度も外していない堅実派が、強豪を撃破してタイトルをつかみ取る。

 ロードカナロア産駒として初のJRAダート重賞制覇をダノンスプレンダーが狙う。父は2020年引退した9冠馬アーモンドアイを輩出するなど、既に名種牡馬としての地位を確立している。ただ、地方のダート重賞ではバーナードループが昨年の兵庫CSで勝利を飾っているが、中央で成し遂げた産駒はない。

 父も手掛けた安田隆師は「それは自分のところで達成したいですね」と意欲をみなぎらせる。僚馬でカペラS2着のレッドルゼルも同産駒で、来週の根岸S(31日・東京)での有力候補となっているが、今週も寄せる期待は大きい。

 デビューから全てダートを使われ、〈5・2・3・1〉の成績を誇る。「レッドルゼルの方がカナロアに似ていて、スプレンダーはあまり似ていないんです。調教で切れないので、最初からダート向きだと思っていました」。そのもくろみは見事に的中している。「堅実な成績で4着以下だったのは一度だけ。それも重賞(シリウスS4着)で出遅れたものですから」と抜群の安定感を高く評価した。

 5歳を迎えて体力もついてきた。これまでは間隔をあけて使ってきたが、今回は初めて中1週での参戦。「以前は使ったらガタッとなっていたんですが、疲れもありません。状態は前走と変わりないですよ」と出来に関しても自信を持っている。

 安田隆厩舎は21年早くも5勝を挙げて、現在リーディングトップタイ。「そのうち4勝がカナロア産駒なんですよ。カナロアさまさまです」。京都金杯を制したケイデンスコールに続けとばかり、厩舎と父に新たなプレゼントを贈るつもりだ。

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