【AJCC】柴田善 最年長重賞Vだ!成長実感サンアップルトンで挑む

 「AJCC・G2」(24日、中山)

 先週、戦列復帰を果たした柴田善臣騎手(54)=美浦・フリー=が、サンアップルトンとのコンビでJRA重賞最年長勝利記録に挑む。相棒は前走のアルゼンチン共和国杯で小差3着に食い込むなど充実一途。ベテランの手綱繰りで、見事重賞初タイトルなるか注目だ。

 11月21日東京4Rのパドックでの落馬により、左第5中足骨を骨折して休養していた柴田善。先週、戦列復帰を果たし、ジャニュアリーSをリュウノユキナで制してベテラン健在を示した。今週はAJCCのサンアップルトンでJRA重賞最年長勝利記録に挑む。Vなら岡部幸雄元騎手の54歳31日を更新する54歳5カ月26日での達成だ。

 「(勝ったとしても)抜く人はいっぱい出てくるから。気にしてないよ」と泰然自若だが、パートナーにかける期待は大きい。前走のアルゼンチン共和国杯は、メンバー最速の上がり3F34秒1を記録して3着。9番人気に反発した。「あのメンバーでどれくらいやれるか、楽しみにしてレースに臨んだが、力を出してくれたね」と高い評価を与えた。

 ここにきて相棒の成長も実感している。「以前のケイコでは手前を変える時にバランスを崩すところがあったけど、先週と今週はバラつきがなかった。馬がしっかりしてきた」。重賞でもやれる手応えをつかんでいる。

 自身の復帰週を振り返り、「下手くそだったね」と苦笑い。ただ、それで終わらせるつもりは毛頭ない。「先週、乗せてもらったことでいつもの感覚はつかめた。今週は平常通りに動けるよ」と軌道修正はばっちりだ。自然体で臨むベテランの手綱さばきに注目しよう。

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