【POG】3歳戦独断評価 兄は重賞2勝リノユニヴァース&ディープ牝馬に高評価

 3歳新馬戦が前週末、中山、中京、小倉の3競馬場で計6レース行われた。17日の中京4R・ダート1800mでは、17年東海SなどJRAで重賞2勝を挙げたグレンツェントを全兄に持つリノユニヴァース(牡、父ネオユニヴァース、栗東・友道)が、中団追走から直線で鋭い伸び脚を発揮してメイクデビューを快勝。未勝利戦では17日の中山5R・芝1600mでルメール騎乗のイズンシーラブリー(牝、父ディープインパクト、美浦・加藤征)が勝ち上がり、高評価を得た。

 3番人気に支持されたリノユニヴァースは、先に抜け出した2番人気カウンターテナー(2着)をゴール前できっちりとらえ、半馬身差をつけてフィニッシュした。勝ちタイムは1分56秒8。さらに5馬身離れた3着は5番人気のソジュン。好位のインで運んだ1番人気ノブシは伸びを欠いて5着に敗れた。福永は「まだトモの踏み込みが甘く、ストライドが伸びない中で勝ち切ってくれました。潜在能力ですね。そのあたりが改善されればと思います」と振り返った。(レース評価B、将来性★★★)

 先週の新馬戦勝ち馬評価一覧

オメガロマンス(牝、父ハーツクライ、美浦・斎藤誠)

 土曜中山6R・芝1600m、横山武「初めから1600mでは短いと思っていたし、4角でやっとエンジンがかかったほど。最低でも1800mは欲しいところですね」(B、★★★★)

インフィニタス(牝、父モーリス、栗東・清水久)

 土曜中京6R・芝2000m、押田助手「ケイコ通り素直で乗りやすく、この枠(8枠15番)でよく頑張ってくれました。まだ甘いところがあるので、少しずつ強くなってくれれば」(B、★★★)

ララシャルロット(牝、父ヘニーヒューズ、栗東・今野)

 土曜中山4R・ダート1800m、大野「うまく仕上がっていた。最後まで走り通してくれた」、今野師「センスがいいね。次走は成長を見ながら考えたい」(C、★★)

バルドルブレイン(牡、父ロードカナロア、栗東・奥村豊)

 日曜小倉5R・芝1200m、城戸「千二は少し忙しい印象でしたが、終始遊びながらでも勝ってくれたし、ポテンシャルの高い馬です。まだ心身ともに幼いので、これからもっと良くなると思います」(B、★★★)

コズミックマインド(牡、父イントゥミスチーフ、美浦・田島)

 日曜中山4R・ダート1800m、田辺「直線を向いて窮屈になったが、そのあたりがスムーズだったら、もっと楽に勝てたと思います」、田島師「最後はひるまずに、馬が前に行こうという気があったので良かったと思う」(C、★★)

 先週の主な未勝利戦勝ち馬

イズンシーラブリー(牝、父ディープインパクト、美浦・加藤征)

 日曜中山5R・芝1600m、ルメール「スタートは遅かったのですが、すごくいい瞬発力があって、切れる脚を使ってくれました。さすがにディープインパクトの産駒です。小柄でもいい伸びでした。距離が延びても対応できそうです」(B、★★★★)

(馬サブロースタッフによる独断評価は、レース内容はS、A、B、C、D、将来性は★での5段階)

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