【日経新春杯】超良血馬アドマイヤビルゴ爆発準備OK!友道師、馬体成長にも手応え

 「日経新春杯・G2」(17日、中京)

 期待の超良血馬アドマイヤビルゴが13日、栗東坂路で万全の仕上がりをアピールした。軽めの調整だったが、フットワークは軽快だ。重賞タイトルをつかみ、さらなる大舞台に弾みをつける。

 もう調整程度で十分だった。アドマイヤビルゴは栗東坂路で単走。最初の1Fは、14秒9とゆったりとしたペースで入る。残り2Fで軽く促されると、しっかりとギアチェンジ。最後までステッキが使われることはなかったが、力強い脚さばきを披露し、1Fごとに加速する理想的なラップで4F55秒2-40秒3-12秒8を刻んだ。

 時計自体は強調するほどのものではなかったが、友道師は「先週に3頭併せでしっかりとやっているからね。今回は間隔も比較的詰まっているし、これくらいで十分」と満足そうにうなずく。「体的にそんなに変わりはないけど、乗り手は“すごく良くなっている”と言っている。中身が詰まってきていると思う」と馬体の成長にも手応えをにじませた。

 中間は主戦の武豊とも話をして、3、4コーナーの勝負どころでズブくなる点を意識的に調整してきた。「先週、(藤岡)康太が乗って、しっかりと自分からハミを取っていたしね」と指揮官。久々の重賞挑戦で相手も一気に強化するだけに、課題を修正して万全の態勢を整えてきた。

 大目標である大阪杯(4月4日・阪神)に向けて、試金石となる一戦。「一線級とやっていないけど、相手なりに走れるはず。2200メートルも守備範囲」と師の期待は大きい。腰痛で先週の騎乗を見送った鞍上も、コンディションを整えて戻ってくる。17年当歳セレクトセールにて、5億8000万円(税抜き)で落札された超良血馬が、自らの真価を見せつける。

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