【競輪】諸橋愛が京王閣デイリー杯V 切り替え俊敏に今年最終戦優勝
「デイリースポーツ杯・S1」(14日、京王閣)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、諸橋愛(43)=新潟・79期・S1=が俊敏に切り替えて立ち回り、今年の最終戦を見事に優勝で飾った。2着は芦沢辰弘、3着には大森慶一が入った。
実力者が貫禄の勝利を決めた。諸橋が2020年シーズンのラスト開催を優勝で締めくくった。「グランプリに出られないのは残念ですが、最後に結果を出せて良かった。森田君が申し分のない動きで、3日間、頑張ってくれました」と安どの表情を浮かべた。
レースは森田優弥-諸橋が主導権。最終ホームで6番手から山岸が猛然と巻き返す。まくり切った山岸の番手に、諸橋は最終バックで切り替え、直線で鋭く抜け出した。
21年10月には地元の弥彦でG1・寛仁親王牌が開催される。「そこでしっかり結果を出せるように。長いスパンで照準を合わせていきたい」と、早くも来年の大目標を掲げた。