【競輪】別府G3は浅井康太がバックまくりでV G3制覇は5月宇都宮以来29回目
「オランダ王国友好杯・G3」(6日、別府)
開催最終日の12Rで決勝が争われ、浅井康太(36)=三重・90期・S1=が打鐘4角から巻き返しを図った岩本俊介(千葉)-諸橋愛(新潟)を追走してからバックまくりを放ってV。G3制覇は5月の宇都宮以来29回目。2着は8番手からまくった松浦悠士(広島)。3着には園田匠(福岡)が入った。
浅井が29回目のG3Vゴールを真っ先に駆け抜けた。直前の競輪祭で落車。ダメージを負いながらも、単騎戦の決勝ではバックからまくって出て松浦の猛追を振り切った。
別府は浅井にとって特別な思いのあるバンク。昨年2月のG1全日本選抜準決で失格。「お客さまに迷惑をかけたことは一生忘れない」と心に刻んできたが、今回も「落車で厳しい状態だったが、別府でお客さまの期待に応えたくて来た」と別府だからこその出走を強調した。
また今開催の2日目には通算400勝を達成。「別府で達成できれば何かが変わるかも。来るからには結果を出すつもりで来た。今回は出過ぎですけど」と笑顔だった。
来年に向けての抱負は「自分を信じて一つずつこなしていきたい。人間として成長したい」と自分の道を見つめ続けながらトップ戦線を駆け抜ける。