【チャンピオンズC展望】国内無敵のクリソベリルが連覇を狙う

 「チャンピオンズC・G1」(12月6日、中京)

 国内で8戦無敗を誇っている昨年の覇者クリソベリルがV争いの中心を担う。前走のJBCクラシックでG1V4を飾り、その後はノーザンファームしがらき(滋賀県)に短期放牧へ。14日に帰厩し、そこから緩めることなく乗り込まれてきた。音無師が「放牧を挟んで坂路で3本もやれるのはすごい」と話すように、卓越した能力にタフさも兼ね備えている。連覇へ向けて、視界は良好だ。

 唯一の3歳馬カフェファラオが対抗一番手。古馬初対戦となった前走のシリウスSを快勝し、重賞2勝目を挙げた。堀師は「距離短縮とルメール騎手の継続騎乗はプラス。前走より、もう一段上の仕上げで挑めると思います」と好戦を描く。今秋絶好調の鞍上にも大きな期待が懸かる。

 G1でも大崩れのない安定感が魅力のチュウワウィザード。前走のJBCクラシックは3着だったが、大久保師が「前で競馬したら目標になってしまった」と振り返ったように、敗因は明確。好調をキープしており、ここも上位争いは必至だ。

 前走の南部杯でG1馬の仲間入りを果たしたアルクトスや、前哨戦のみやこSを制したクリンチャー、武蔵野Sを豪快に差し切ったサンライズノヴァなど、伏兵陣も虎視たんたんと頂点を狙う。

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