【ジャパンC】キセキ高レベル維持 3強に待ったかける!

 「ジャパンC・G1」(29日、東京)

 約3年ぶりの美酒を目指すキセキは25日、特有の大きなフットワークで栗東坂路を駆け上がり、4F52秒5-37秒5-12秒4をマーク。角居師は「馬はできているので単走で。状態がいいからなのか、時計が予定よりも2秒ほど速かった。ずっといい出来を維持しています」とうなずく。

 またがった清山助手も満足そう。「3Fからはタイトなラップだったけど、動きが良かった。前走(天皇賞・秋5着)がすごくいい状態。それを高いレベルで維持している。毛ヅヤがピカピカで、内臓から来る体調面がいい」と仕上げに胸を張った。

 東京2400メートルは、2着に敗れた18年の当レース以来。アーモンドアイにこそ及ばなかったが、2分20秒9と、この馬の走破時計もレコード級だった。仕上げ人は「前走で瞬発力勝負で分が悪いのがハッキリとした。心肺機能が優れているので、それを発揮できれば」と期待を込める。

 泥んこ馬場の菊花賞を制したように、コースも馬場も問わないオールラウンダーだ。指揮官は「ある程度前の競馬になると思う。3頭がけん制し合ってくれるのが理想。菊花賞から(勝ち鞍が)遠ざかっているけど、出走する限りはできれば負かしたいと思って挑戦したい」と意気込み十分。復活を期す17年菊花賞馬が、3強対決に待ったをかける。

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