【地方競馬】サンタアニタTはサンロアノーク 村神様「南関東の水が合った」

 「サンタアニタトロフィー・S3」(18日、大井)

 重賞初チャレンジのハンデはあるが、勢いのあるサンロアノークを狙い撃つ。

 JRAでは未勝利に終わったものの、よほど南関東の水が合ったようだ。昨年9月に転厩してから、B3クラスをスタートに5連勝を達成。3走前に初めて崩れて、連対を外した(7着)内容は不可解だが、それを除けばほぼパーフェクトな走りを見せている。

 川崎へ遠征した前走は、初コースに気を遣い、モノ見をしてしまったのが響いたようだ。主導権を奪いながらも終始、ピタリと勝ち馬にマークされたのもあるが、集中力を欠く走りでエネルギーを消耗してしまった感。ゴール前で内へ、外へとフラフラしてしまうシーンもあった。それでも、もう一度差し返すように伸びて、3着馬を鼻差抑えたのは地力の証明だろう。

 その反動もなく、この中間は長めからしっかりと追われており、状態面での不安はなさそうだ。南関東入り後は逃げ・先行と、スピードのあるところを見せているが、JRA所属時には差す競馬もしていただけに、展開へのこだわりはない。ここ3戦は1400メートル戦を使わているが、当舞台での実績もあることから、マイルも守備範囲とみる。

 実力馬もそろって簡単ではないが、再び走り慣れた大井コース。4戦ぶりに手綱を取る御神本訓も魅力。上昇度込みで勝負する。(11)の単勝。馬連(11)-(5)(7)(9)(10)(12)(14)(15)(16)(デイリースポーツ・村上英明)

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