【アルゼンチン共和国杯】ユーキャンスマイル、本格化の兆し トップハンデも力の違いみせる
「アルゼンチン共和国杯・G2」(8日、東京)
天皇賞・春以来となるユーキャンスマイルが、いよいよ秋の始動戦を迎える。58キロのトップハンデを背負うが、ここで4つ目の重賞タイトルを手にしてG1の大舞台へ向かう。
阪神大賞典を快勝して臨んだ前走は、最後の直線での瞬発力勝負に屈して4着。それでも勝ったフィエールマンから、わずか0秒4差だった。夏を北海道のノーザンファーム空港で過ごし、しっかりリフレッシュして9月末に早めの帰厩。友道師は「当初は少し重苦しさがあったけれど、乗るたびによくなってきている」と上昇気配を感じ取っている。
10月29日の1週前追い切りは、岩田康を背に栗東CWで6F83秒3-37秒3-11秒8(一杯)をマーク。先行したレッドアネモス(4歳オープン)に半馬身の先着を決めた。「以前は右トモが緩くてモタれていたが、今は均等になって真っすぐに走れるようになってきた」とトレーナー。5歳秋にして本格化の兆し。今回はきっちり力の違いを見せつける。