【アルテミスS】ユーバーレーベン重賞初Vへ 計り知れぬスケール、馬場も不問

 「アルテミスS・G3」(31日、東京)

 ゴールドシップの娘は計り知れないスケールを持つ。ユーバーレーベンは札幌2歳Sで出遅れるロスがありながら、中盤から一気に動いて持久力勝負に持ち込む粗削りなレースぶり。勝ち馬には首差及ばず2着に敗れたものの、素質の高さをアピールするには十分な内容だった。

 デビュー3戦目での重賞初制覇へ、ここ2週は新コンビの柴田大を背に美浦Wで軽快な走りを披露した。手塚師は「今回は20キロ絞れている。中間の動きもいい」と、20キロ増だった前走からの良化を伝える。2走前の新馬戦Vは不良馬場だったが、「札幌2歳Sでレコード決着の2着に好走しているし、時計勝負には対応できそう」と馬場状態も不問だ。

 続けて指揮官は「あとは初のマイル戦がどうか。二の脚はないから、(序盤で)馬群にどう取りつけるかが鍵になる」と課題を挙げた。うまく道中を立ち回った先に、栄光のゴールが待っている。

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