【ボート】前田篤哉がまくり差しで初優勝 デビューから3年5カ月でルーキーS制覇
「ルーキーシリーズ第18戦」(10日、桐生)
開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、3号艇の前田篤哉(23)=愛知・120期・A2=が初優勝を飾った。3コースからコンマ09のトップSを決めてまくり差し、2017年5月のデビューから3年5カ月、通算13回目の優出で成し遂げた。2着は地元の関浩哉、3着には新開航が入った。
前田は17年7月11日の桐生でデビュー初勝利を挙げた。同じ桐生で、今度は待望のデビュー初優勝。「思い出の水面ですね。エンジンが出てくれる」と相性の良さを証明した。
1周1M、1号艇の関のターンが膨れ気味になり、3コースの前田が鮮やかなまくり差し。2M全速で逆襲する関を振り切ってトップを駆け抜けた。「出足重視で、そこは良かった。エンジンが日ごとに良くなってくれた」。序盤はパワー不足だったが、出足を生かした調整で、しっかりチャンスをモノにした。
「あまり目標とか立てないタイプなんですけど…。一走一走、全走を集中して走る」と、はにかむ。愛知支部はヤングダービーを制した磯部誠を筆頭に層が厚い。また楽しみな新星が登場した。