藤沢和師、偉業に感謝「馬たちのおかげ」美浦トレセンで記念碑除幕式

 6月13日にJRA通算1500勝を達成した藤沢和雄調教師(69)=美浦=の記録を記念して建造された記念碑の除幕式が23日、美浦トレセンで行われ、弟子である北村宏、杉原、木幡育の3騎手を含めた厩舎スタッフをはじめ、手塚師、尾関師などが参加した。

 これまで数々の記録を樹立し、多くの名馬を輩出した藤沢和師。JRA通算1500勝は、歴代1位の尾形藤吉元調教師の1670勝に次ぐ2位とはいえ、馬房数が制限されるようになってからの状況を踏まえると“偉業”という言葉がふさわしい記録だ。

 「こんなにたくさん勝たせてもらって、ありがたいと思っています。馬たちが一生懸命に頑張ってくれたおかげだと思っています」と感謝の言葉を口にした。今回の記念碑は1000勝達成時に設立されたものに隣接する形で建てられ、そこには『一勝より一生』という馬優先主義の師らしい言葉が刻まれた。

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