【オールカマー】待ちに待ったジェネラーレウーノの復帰戦

 「オールカマー・G2」(27日、中山)

 18年皐月賞3着のジェネラーレウーノ(牡5歳、美浦・矢野)が、1年8カ月ぶりにターフに戻ってくる。「待ちに待ったレースですね」と矢野師が笑みを浮かべる。19年1月のAJCCでシャケトラの4着に好走。さらなる飛躍が期待された矢先に右前浅屈腱炎を発症。長期の戦線離脱を余儀なくされてしまった。

 症状はかなり重度だったが、牧場関係者の懸命なケアも実り、再びゲートインの時を迎える。「苦労ですか?ただ待つことでした。オーナーの理解もあり、牧場の方でも辛抱強くやってくれました。それにこの馬自身も強いんでしょうね」としみじみと振り返る。

 23日の最終リハは美浦坂路で三浦が騎乗し、一杯に追われて4F53秒1-37秒9-11秒7を計時。1週前の17日には、同坂路で4F50秒6の好タイムをマークしており、トレーナーは「先週も含めて、きょうも楽に動けていた。改めて馬体を見たらデカく感じた。体重の増減はないけど、大きく見えるのはいい傾向ですね」と頼もしげだ。

 重賞2勝を挙げる中山コースは、復帰の舞台としては文句なし。「長欠明けはさすがに厳しいけど、雰囲気はダービーの前に近いものがある。まずは無事に」と願う。持ち前の豊かな先行力でロングシュートを決めるか。完全復活へ、大きな一歩を記す。(デイリースポーツ・村上英明)

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