【地方競馬】ゴールドジュニアはソウマトウが雪辱 村神様「スタートさえ決まれば」
「ゴールドジュニア・S3」(21日、大井11R)
今年から重賞に格上げされた2歳馬同士の一戦は、新たに御神本訓を鞍上に迎えたソウマトウが雪辱する。
デビュー戦は2番手から抜け出し、続く2戦目はマイペースの逃げ。少頭数&相手関係に恵まれたのもあったが、いずれも2着以下に6馬身差の圧勝劇。前走のはやぶさ特別では当然、1番人気に推されたが…。
スタートが全てだ。ボコッと出遅れ、二の脚もつかず。ようやく盛り返して先行集団の直後につけたものの、初めて砂をかぶる競馬に嫌気が差したか、行きっぷりはひと息。それでも直線では最後まで脚は使っていた。キャリアの浅い2歳馬にとっては、厳しい競馬になってしまったが、度外視していい。
1、2戦のレースぶりから、ポテンシャルの高さを疑う余地はない。間違いなく、その経験を生かしてくるはずだ。デビューからコンビを組んできた森泰斗がマカベウスに騎乗とあって、御神本訓へチェンジとなったが、それも全く心配するにはあたらない。
絶好の1番枠を引き当てた。2番手から伸びた前々走の内容から逃げにこだわることもなく、折り合いも十分につきそうだ。おそらく、逃げるアランバローズを見ながら好位からの競馬になるだろう。スタートさえ決まれば能力全開。汚名返上とばかりに、あとは“天才”の絶妙な手綱さばきに導かれ、メモリアルの最初の勝ち馬欄に名を刻む。(1)の単勝。(デイリースポーツ・村上英明)