エネイブルV3か若い馬が阻むのか 20年の凱旋門賞楽しみ

 「魁!海外馬券塾」(26日)

 先週、英国ヨーク競馬場で行われたG1をガイヤース(牡5歳、英国)とラヴ(牝3歳、愛国)が、いずれも期待通りの走りで快勝し、凱旋門賞・G1(10月4日・仏パリロンシャン、芝2400メートル)の楽しみがますます増えた。

 19日のインターナショナルSを制したガイヤースは、いつも通り楽に先手を取ると軽快に飛ばし、マジカルやロードノースらの強敵に詰め寄られることのないまま楽に逃げ切った。これで今年に入り4戦全勝で、エクリプスSではエネイブル(牝6歳、英国)を完封しているのだから立派だ。

 翌20日のヨークシャーオークスではラヴが2番手から反応良く抜け出しして、後続に5馬身差をつけた。勝負どころでの一気の伸び脚はすごみすら感じさせる。

 また、エネイブルはセプテンバーS・G3(9月4日・英ケンプトンパーク、AW2400メートル)から凱旋門賞に向かうことになった。18年に勝った時と同じ前哨戦だ。おそらくここを楽勝して、駒を進めてくるはずだが、今年のガイヤースとラヴは強い。エネイブルは4度目の凱旋門賞参戦になるが、間違いなく今までで一番厳しいレースになる。

 エネイブルの3度目の制覇も見たいが、若い馬がそれを阻むのもまた素晴らしい結末だ。どちらに転んでも今年の凱旋門賞は後世まで語り継がれる名勝負になることが約束されている。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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