【オート】伊藤信夫がグランプリV3 13年ぶりのSG優勝
「オートレースグランプリ・SG」(15日、伊勢崎)
開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、伊藤信夫(47)=浜松・24期=が5周4角で抜け出し、17年ぶり3回目の大会制覇を飾った。SG制覇は2007年の全日本選抜以来で13年ぶり5回目。2着は有吉辰也、スーパーハンデの青山周平は3着だった。
スピードレーサーの復活だ。伊藤といえば1999年のグランプリ優勝時に、上がりタイム3秒284をマーク(日本レコード)した快速王。今年は5月12日の川口で通算1000勝を達成し、2回の完全Vなど優勝3回と好調での参戦だった。
レースは有吉がトップSで逃げたが、2番手追走の伊藤が1周3角で差して逆転。5周3角で有吉が切り込んだが、直後の4角で伊藤が冷静に差し返して栄光のゴールへ。青山は徐々に進出し、9周1角で永井を差したが3着までだった。
「勝てると思ってなかった。エンジンの状態は抜群でした。Sも守るものはないので、思い切り行きました。5周3角は差されても角度で大丈夫と思った」
今後は20日からの浜松一般戦を経て、26日から川口で開催されるG1・キューポラ杯に出場予定。再び青山周、永井、鈴木圭らとV争いを演じる。