【関屋記念展望】プリモシーン地力見直す
「関屋記念・G3」(16日、新潟)
2年前の勝ち馬プリモシーンが中心になる。1週前は美浦Wで長めから時計を出して、7F98秒0-39秒2-12秒4。僚馬ステルヴィオ(5歳オープン)に手応え優勢で併入し、好仕上がりを伝えた。前走のヴィクトリアMは8着に敗れたが、マイル重賞3勝の地力を見直す。
1番人気に支持されたCBC賞で、前残りの流れに泣いたクリノガウディー。直線もスムーズさを欠く場面があり、12着は力負けによるものではないだろう。高松宮記念は1位入線後、斜行で4着降着。今春の悔しさを晴らすべく新潟へ乗り込む。京王杯SCで3着に好走したグルーヴィットも有力。乗り難しい面があるだけに、M・デムーロの継続騎乗は心強い限りだ。
中京記念であっと驚くシンガリ人気Vを決めたメイケイダイハードの勢いも侮れない。6日に栗東坂路で4F52秒6をマークしており、好調は維持できている。連勝すればサマーマイル王者の座が一気に近づく。7歳馬アストラエンブレムは谷川岳Sを制し、約3年2カ月ぶりの復活を遂げた。当舞台は3戦3勝と相性もいい。
エプソムCは不良馬場で力を出せなかったサトノアーサー、1分30秒3のマイル日本レコードを持つトロワゼトワルは、良馬場で巻き返しを図る。