【POG】ヴィルヘルム、ゲート試験後の放牧で急成長 池江師「体質が強くなった」

 「新馬戦」(9日、新潟)

 西の名門厩舎が良血馬を送り込む。祖母に重賞6勝を挙げたブロードアピール、近親に18年ダービー馬を持つヴィルヘルム(牡、父エピファネイア、栗東・池江)が日曜新潟5R(芝2000メートル)にスタンバイする。

 ゲート試験のため入厩した4月頃はひ弱で体温が安定せず、合格後は放牧へ。再び帰厩した姿に池江師は、「短期間で体質が強くなった」と急成長ぶりに舌を巻く。

 5日の栗東CWでの最終追い切りでは藤井勘(レースは戸崎圭)を背に4F55秒5-40秒0-12秒1をマークし、先行するスコーレ(3歳未勝利)をとらえると2馬身突き放した。田重田助手も「仕上がりはいい感じだし、条件もいい。もっとしっかりしてくると思うけど、現状でも勝ち負けのレベル」とデビューVを意識する。まずは結果を残し、出世街道を駆け抜けたい。

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